ブログ・コラム 札幌の税理士 溝江 諭 の 『一筆啓上』

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≪ 税務会計論 特別講義 ≫

2013.5.8
 
 札幌市豊平区の 税理士・社会保険労務士 溝江 諭(みぞえさとし) です。
 
 ここ札幌の今年のゴールデンウイークはまるで本州の梅雨どきのように、毎日が雨に祟られました。4/27から5/6までの10日間のうち、晴れたのはわずか一日、曇りの日も他に一日あっただけ。残りの八日間は雨が続き、それも低温で震え上がるような気温の中での雨ですから、ほとんど毎日朝晩はストーブの世話になったほどです。こんなに寒く悪天候のゴールデンウイークをこれまで経験した記憶がありません。
 
 さて、こんな悪天候の中でも、大学学部の授業があり、私が担当している税務会計論では、5/6の月曜日に特別講義を実施しました。この特別講義は、当大学の卒業生で比較的最近に税理士になった方をお招きし、税理士試験に合格するまでの苦労話や実際に税理士業務を行うようになってからの感想などを約1時間にわたって、学生たちに話してもらというものです。彼らの将来設計に少しでも役に立てばと考えて実施しているもので、私が受け持つ年30回の講義のうち、1回は必ず特別講義に充ててており、今回は一昨年に税理士登録を終えた若い女性のMさんに講師になって頂きました。
 
 彼女からは、税理士の仕事の内容、税理士になる方法、税理士試験の内容、税理士を目指した理由、その勉強方法と合格までに費やした時間、実際に税理士になってからの感想と注意事項など具体的な話を聞くことができました。社会人、それも同じ大学の卒業生から実際に従事している仕事について、具体的な話を聞く機会に恵まれているとは言いがたい学生たちにとっては今回はとても貴重な機会であり、事実、彼らの大部分は真剣そのものの態度で受講していました。
 
 以上の話の中で、学生たちが一番興味を持ったのは、合格までに費やした時間についての話のようでした。これについて、Mさんはこう話したのです。
 
 「一度勤めた生命保険会社を辞め、税理士を目指すこととした私はその後5年間、仕事をしないで、税理士試験に打ち込みました。毎日10時間、1週間に7日間の勉強を5年間続けたのです。それでも合格に必要な5科目を全部取ることができず、4科目で終わってしまいました。その後は税理士事務所に勤めながら勉強を続けましたが、最後の5科目目を合格した時には当初から7年の歳月が流れていました。途中何度かくじけそうになりましたが、それでもなんとか合格できました。」
 
 学生たちは恐らくこう思ったのでしょう。「そんなに勉強しないと税理士試験に合格しないんだ。」と・・・。
 
 どのような道でも似たようなものでしょう。その道のプロになるということは簡単なことではありません。一部の天才にとっては容易なことでも、それ以外の大多数の普通の人間にとってはとても大変なことなのです。プロになるには貴重な時間をたくさん費やすこと、それも集中して費やすことを要求されるからです。
 
 Mさんは次のように話して特別講義を締めました。
 
「税理士になるのためには頭が良い必要はない。1%の才能と99%の努力が必要なのです。」
 
 
 そう、わたしも同感です。
 
 学生のみなさんがぜひこのことを理解し、しっかりした決意のもと、自分の目標に向かって邁進してもらいたいものだと思っています。
 
 
 See you again.
 

 
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  TKC全国会会員
  税理士・社会保険労務士・行政書士 溝江 諭 KSC会計事務所
      Tel  011-812-1672 http://www.ksc-kaikei.com/  
 
          札幌学院大学 客員教授 税務会計論担当(学部)
                          税務会計論演習担当(大学院) 
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