ブログ・コラム 札幌の税理士 溝江 諭 の 『一筆啓上』

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≪良い音を求めて、この5年! その3≫

2017.2.6
 
 札幌市南区の 税理士・社会保険労務士 溝江 諭(みぞえさとし) です。
  
 前回は、「良い音を求めて、この5年!」の軌跡のうち、効果が高かったアレン アンド ヒース(Allen & Heath) の「アナログミキサー WZ4 14:4:2」の導入とその操作方法の習得に四苦八苦したことを書きました。
 ≪良い音を求めて、この5年! その2≫
 
 
 今回はアナログミキサーの導入に負けないくらい、高音質化に著しい効果があった「スピーカーの設置位置の調整」についてです。
 
 私は40年ほど前に購入したヤマハのスピーカー、NS-1000Mを今でもメインスピーカーとして使用していますが、ここ数年、良い音を求めて、色々なオーディオ装置で試行錯誤するうちに大事なことに気づきました。それは、世間で優秀だと評価されたスピーカーでも正しく設置しなければ宝の持ち腐れとなり、望むような良い音は決して得られないという単純な事実です。そう、何を今さら・・・、ということになりますが。
 
 すなわち、良い音を求める場合において、スピーカーは「最も重要な役割を果たすオーディオ装置」であるということ。そして、その実力をいかんなく発揮させるためにはこれを「適切に設置すること」がとても大事だということです。つまり、取得したスピーカーをカタログに載っている写真のように無頓着に置いてはいけないのです。
 
 まず、あなた自身が音楽を聴く「いつもの場所にドカリと腰を据える」こと。そして次に、「その聴取位置で最も良い音がするスピーカーの位置を気長に探り出す」ことが要求されるのです。
 
 では、スピーカーに求められる良い音とはどんな音なのでしょうか。前面に設置する2台のスピーカーを想定とすると、私は次のように考えます。
 
1 スピーカー間の間隔以上に左右に広がって聞こえること。
2 スピーカーの高さ以上に上下に広がって聞こえること。
3 スピーカーの前面より前に飛び出してくること。
4 スピーカーの奥にも奥行きが感じられること。
5 低音はボワーンとぼやけず、キリッと引き締まっていること。例えば、ウッドベースの音はつま弾かれた弦のうなりを感じることができること。
6 一番重要な中音は音色が明瞭で声や各楽器の音が生き生きしていること。
7 高音は切れが良いこと。例えば、シンバルの音は臨場感にあふれ、シンバル自体の重さや大きさを感じることができること。
8 小音量でも各楽器等の音色ができるだけ聞き取れること。  
9 大音量でもうるさく感じないこと。
10 できるだけ生に近い音で心地良く聞こえること。
 
 なお、音の定位についてはあまり神経質になる必要はないと思います。音楽専用ホールで音楽を聴くときは音の定位など気にしませんよね。目で楽器の位置を確認することはあっても、聞こえてくる音はその楽器などが出す「直接音」とそれが壁や天井、椅子や置物など様々なものに反射した「間接音」の両者があなたの耳に達しているはずです。声や楽器の音が左右に不安定に揺れ動き不快に感じるなら問題ですが、ほぼ同じ個所から聞こえるなら大丈夫。
  
 私たちがオーディオ装置で聴く音は部屋の状況や聴取位置などによっても大きく変化します。そのため、スピーカーの設置位置を決める場合に、「良い音の条件」すべてを満足させることは極めて困難と思われます。そこで、私の場合は次の点に注意して設置しました。もちろん、何度もスピーカーを少しづつ動かして、試行錯誤した結果です。
 
1 スピーカーの前後左右の周りには物をできるだけ置かない。特に後ろに。
2 スピーカーの上部空間にも棚などをつけない。つける場合はできるだけスピーカーから離す。
3 スピーカーを内向きにしないで、後ろの壁とできるだけ平行に置く。
4 スピーカーの間隔は音場が中抜けにならない程度に広げる。
5 高音用のツイーターが聴取位置での耳の高さより少し上へ来るようにブロック台の高さを調整する。
6 スピーカーの上面が水平になるように水準器を使いながらブロック台に薄い板や硬貨を差し込んで調整する。
7 後の壁より25cm以上離す。
8 横の壁からも25cm以上離す。
9 スピーカーに中高音調整用のアッタネータがついているので、左右の音量が均一になるよう調整する。
 
 皆さんも物差や水準器を使ってお試しください。劇的に音が変わることを実感できるはずです。
  
 しかし、これだけやっても音源によっては音が左右に片寄ったり、低音域、中音域、高音域などに不満を感じることがあります。その場合は「アナログミキサー」のボリュームでの左右の音量調整、イコライザー機能での音域調整、「チャンネルデバイダ」でのクロスオーバー周波数調整などで出力音声を補正します。
 
 スピーカーを正しく設置するためには、自分の耳を信じて、色々と試行錯誤することがとても大切なわけです。
 
 しかし悲しいかな、30歳を過ぎるころから人間の耳は高音が徐々に聞きとりにくくなり、さらにはそれが中音や低音にまで及んできます。今の私には人の声さえも聞きとりにくいことがよくあります。そのため、ボリュームやイコライザー機能による音の補正を以前ほどには厭(いと)わなくなりました。これも、「できるだけ生に近い音で心地良く聞こえること。」を最も大切にしているからです。
 
 音を聞く人の性差、年齢、体調や聞く姿勢、部屋の音響環境や聴取位置、再生する音源、聞くときの時間帯、天候、室温、照明などによっても聞こえてくる音は大きく変化します。それを補正してくれるのがチャンネルデバイダとアナログミキサーでした。
 
 各音源ごとの補正は次の順序で行います。
 
1 アナログミキサーで最大出力音量が + 3db(デシベル)から + 6db(デシベル)の範囲内になるように調整。
2 高音域の不足を感じたときは必要に応じて、チャンネルデバイダでクロスオーバー周波数を変化させ、その周波数より上の高音域の音量を増強。
3 低音域の不足を感じたときは必要に応じて、アナログミキサーのイコライザーで低音域を増強。
4 それでも不自然に聞こえるときはアナログミキサーのイコライザーで高音域と中音域を調整。
 
 これにより、再生される音は見違えるほど生き生きしたものになりました。
 
 このように、フォステックス(Fostex)のチャンネルデバイダとアレン アンド ヒース(Allen & Heath) のアナログミキサーの導入は結果的には大正解だったと言えます。
 
  以下の写真はスピーカー周りのこれまでの変遷です。(クリックで拡大します。)
 
 
 ファイル 197-1.jpg
 2012年
 
 スピーカーの周りはゴチャゴチャ。
 後ろの見えない所にも色々なものが雑然と置かれています。
 画面右側には本棚や応接セットの椅子も。
 
 
 
 
 ファイル 197-2.jpg
 
 
 
 
                       2016年1月
         画面左前面の本棚はスピーカーに近過ぎ。
         テレビの右にあるサブウーファーや灯油
         ストーブも音に悪影響。
 
 
 ファイル 197-3.jpg
                               2016年4月 
  
                       スピーカーの周辺がスッキリしました!
                       後にはスピーカーコード類以外ありません。
                       画面右側にあった本棚や椅子も撤去。
                       画面左前面の本棚も上に移動。
   
                       音は生き生き、くっきり!! 
                       音場も上下、左右に大きく広がり、
                       重心の低い、存在感のある音が飛び出して来ます。
                       マイルス・デイヴィスのジャズをかけると
                       今、まさにそこで、彼がトランペットを吹いて
                       おり、その息遣いさえも聞こえて来るようです。
                       
                       手前は Windows10 の10インチタッチパネル
                       ディスプレー。離れた所においてあるパソコン
                       と同じ画面を表示。                       
                       AudioGate4というプレーヤを起動後、このディス
                       プレーで、PCのハードディスクに保存してある
                       音楽を選択し、再生します。 
 
  
 ファイル 197-4.jpg
                            2017年2月 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
  
                                         右のサラウンド用ミニスピーカー Yamaha NS-10MM
                                         左にも同じものがあります。
  
 ファイル 197-5.jpg
                       寝室で使っているスピーカーをテスト中!
                       オンキョーのブックシェルフ型です。
                       小さな割には低音から高音までかなりいい音。
                       パソコンでAIMP3というプレーヤを使い、
                       ハードディスクに保存してある音楽を
                       DAC経由でLepaiの中華アンプで増幅して聞い
                       ています。
 
 次回は「良い音を求めて、この5年!」の4回目、番外編。
 古いスピーカーによく見られる「固くなったウーファー・エッジ」の軟化作業についてです。
 
 ≪良い音を求めて、この5年! その4≫ 
 
 http://www.ksc-kaikei.com/blog/index.cgi?no=198
 
 
 
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  TKC全国会会員
  税理士・社会保険労務士・行政書士 溝江 諭 KSC会計事務所
      Tel  011-374-5992 http://www.ksc-kaikei.com/
 
            札幌学院大学 客員教授 税務会計論担当(学部)
                            税務会計論演習担当(大学院)
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