ブログ・コラム 札幌の税理士 溝江 諭 の 『一筆啓上』

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『晩酌と酒税等』その1 あなたの酒税はいくら?

 札幌市豊平区の 税理士 溝江諭(みぞえさとし) です。

     
 さて、今日は私が大好きな「お酒」にまつわるお話です。 題して、『晩酌と酒税等』その1 あなたの酒税はいくら?
 
 税金の分類方法のひとつに直接税と間接税という分け方があります。直接税は納税義務者が自ら税の負担者(担税者)になることを予定した税であり、間接税は納税義務者ではない、物品やサービスの最終的な購入者が担税者となることを予定した税です。直接税の代表例としては、法人税、所得税、相続税、固定資産税などがあり、間接税には、ガソリン税(揮発油税、地方道路税)、酒税、タバコ税、自動車重量税、入湯税などの特定の物品やサービスに課税する個別間接税と消費税、地方消費税のように消費一般に課税する一般間接税があります。
 
 国税と地方税全体の税収に対する割合で見ると、平成21年度予算では直接税は70.9%、間接税は29.1%となっています(注1)。
 
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 個別間接税である酒税やタバコ税は嗜好品を対象にしており、2007年の税収は、酒税1兆5244億円、たばこ税2兆2703兆円と財政収入の貴重な財源となっています。
 
 今回は酒税に着目し、多くの方が毎晩楽しみにしている晩酌で、年間どの位の酒税を負担しているか試算してみましょう。(注2)(注3)
 
      1リッターあたり 毎日飲む量の目安 1日酒税 年間酒税
日本酒        120円   2合(0.36リッター) 43.2円   15,768円
ウイスキー40度  400円     0.1リッター   40 円   14,600円
ワイン          80円     0.36リッター    28.8円   10,512円
焼酎20度       200円      0.18リッター   36 円   13,140円
ビール         220円      0.5リッター    110 円   40,150円
発泡酒(麦芽比率25~50%)
            178円       0.5リッター    89 円   32,485円
発泡酒(麦芽比率25%未満)
             134円      0.5リッター    67 円   24,455円
その他の発泡性酒類
             80円       0.5リッター    40 円   14,600円 
 
 以上から、次のことが分かります。
 
1 1リッターあたりでは、ウイスキーが一番高く、400円となっている。一番安いのはワインとその他の発泡性酒類の80円であり、5倍の差がある。
 
2 アルコール度数で見ると、ビールが一番高く、アルコール度を平均5度とすると1度あたり44円となっている。 一番安いのはワインでアルコール度を平均12度とすると1度あたり僅か6.7円で、約6.6倍の差がある。
 
3 毎日飲むそれぞれのお酒の量を上記のように想定すると、年間負担額ではビールがダントツで一番となり、年間40,150円。一番少ないのはワインで年間10,512円となり、約4倍の差がある。
 
 モデルケースとして、晩酌時に、「まずはビールで」ということでビール500ml缶を1缶をグイっとあおった後、ウイスキー100mlで水割り2杯を作り、ちびりちびり楽しむ場合を想定すると、酒税負担額は1日あたり150円、年間で54,750円となります。
 
 私の場合は、毎晩日本酒1合の晩酌とウイスキー100mlの寝酒を楽しんでいるので、酒税負担額は1日あたり61.6円、年間で22,484円です。意外と少ないものです。家ではよほど暑いときを除き、普段はビールを飲んでいないためです。一方、外で飲むときは、まずビールから始まって、日本酒、ウイスキーと続くので、1日あたり380円ほどとなり、平日の約6倍の酒税を負担していることになります。
 
 いかがですか。あなたのご家庭の場合はいかほどの負担になるでしょうか。
 
 さて、私は、間接税制度には大きな問題点があると考えています。それは次の点です。
 
 ①年間でいくら負担したか分からず、その分、国民に痛みを感じさせない税金となっており、そのため、担税者である国民の「税や政治に対する関心度」を低下させる要因となっていること。
 
 ②担税者が購入する物やサービスの価格に組み込まれ、その分だけ生活費をアップさせ、可処分所得を減少させていること。
 
 この問題点を解消するためには
 
① 間接税制度はできるだけ少ない方が良い。
② その税率はできるだけ低い方が良い。
 
ということになりますので、マスコミで既成事実のように扱われている消費税率の近い将来のアップはまだまだ慎重に検討すべきだと考えます。

 
 あなたはどう考えますか?
 
 
 次回は、酒税に消費税を加えた税負担がどの程度になるか試算してみましょう。題して「『晩酌と酒税等』その2 消費税を含む税負担」です。

 続きの 
「『晩酌と酒税等』その2 消費税を含む間接税負担は?」
は以下のサイトでどうぞ!

 
http://www.ksc-kaikei.com/blog/index.cgi?no=32
 
 See you next !
  
 
(注1)財務省「国税・地方税の内訳」
 
(注2)財務省「酒税の税率」
 
(注3)財務省「酒税の課税額」
 
 
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      札幌学院大学 客員教授 税務会計論担当(学部)
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